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本ブログは、医療空間における権力構造や、そこに生じる心理的な嫌悪感・ざわつき等を分析・考察するものです。特定の医療機関や従事者を非難・攻撃するつもりはありませんが、記事の性質上、医療現場の生々しい実態や直接的な表現が含まれる場合があります。ご自身の心身の状況に合わせて、無理のない範囲で閲覧をご判断ください。詳しくはサイトポリシーをご一読ください。
こんにちは、御簾納です。
今回は、あの分厚いカーテンの向こう側——下半身の密室で起きている、少しだけ生々しい(あるいは感覚的な)バグについてお話しします。これまでの権力論とは少し毛色が違い、人によっては少し「股間にくる」話かもしれません。
産婦人科や婦人科の検診において、今や欠かせない器具となっているのが「経膣エコー(超音波検査)」です。子宮や卵巣の状態をミリ単位で鮮明に映し出す素晴らしい医療技術ですが、あの器具が挿入される瞬間の「物理的な感触」には、医療という建前をいとも簡単に決壊させてしまいそうな、特異なエロティシズムが潜んでいます。
エコーのプローブ(棒状の機械)は決して細いものではなく、それをデリケートな最深部へと滑り込ませるため、必ず透明な「潤滑ゼリー」がたっぷりと塗布されます。
このゼリーの感触が、すべての元凶(あるいはスパイス)です。
ヒヤリと冷たく、あるいは人肌に生温められたヌルヌルとした液体。それが塗られた太い異物が、カーテンの向こう側から女性の秘部へとゆっくり侵入してくる。皮膚と機械が擦れ合う「ヌルッ」とした特有の滑走感と、密室に微かに響く生々しい物理的な音。
この一連のプロセスと肉体的な感覚は、構造として「性行為(挿入)」のそれとあまりにも酷似しているのです。
もちろん女性側にとっては、100%純粋な「恐怖と羞恥の医療行為」です。彼女たちは、そのヌルヌルとした物理的摩擦から必死に意識を逸らそうと、カーテンのこちら側で完全に表情を「無」に去勢し、快楽の要素など微塵もないことを強張った顔面で証明しようとします。
しかし、だからこそ、そこに最高に濃密な「ギャップ(背徳感)」が生まれてしまうのです。
理性では「これは診察だ」と言い聞かせ、氷のように冷徹な無表情を保っている女性。それなのに、見えない暗闇では、医師の手によってたっぷりのゼリーとともに異物がえぐり回され、肉体が物理的に「潤わされて」いる。
この「完璧な理性の仮面」と「圧倒的にセクシュアルな下半身の摩擦(の模倣)」が同時に成立している歪な構図こそ、男の本能を最も激しく揺さぶる劇薬に他なりません。
医師がどれほど無機質に操作していようとも、あの密室に漂う「ヌルヌルとした空気」は、漂白されたはずのエロティシズムを強烈に呼び戻してしまいます。
医療の大義名分の裏側で、物理的な「快楽の記号」を受け入れさせられている女性の緊迫感。あの潤滑ゼリーは、無菌室のような診察室を一瞬にして淫靡な密室へと変貌させる、透明な魔法の液体なのかもしれません。
それではまた、次のふとした違和感の前で、お会いしましょう。


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