エロティシズム

権力と医療倫理

【No.089】身体の裏切り、ではなく —— 「不可抗力の潤い」と、読み違える目

こんにちは、御簾納です。前回は、あの手順が男の目にどう見えてしまうか、という話を書いて、最後に、この絵をいちばん恐れているのは誰なのか、という宿題を残しました。答えは、調べ始めてすぐに見つかりました。あの台に上がる女性たち自身です。それも、...
空間と装置

【No.088】案内の片隅の一行 —— 経腟エコーという、似すぎた手順

こんにちは、御簾納です。先日、人間ドックの案内が届きました。毎年のことなので、いつもなら申込書の自分の欄だけ埋めて終わりにするのですが、その日はよほど暇だったのか、オプション検査の一覧を最後のページまで眺めていました。脳ドック、胃カメラ、肺...
社会とジェンダー

【No.068】視覚から「快楽」へ —— 性器整形が踏み込む絶対領域と苦しい言い訳

こんにちは、御簾納です。美容外科に関するノートがもう少しだけ続きます。これまで、女性器の整形(小陰唇縮小など)が「清潔」という言い訳でコーティングされていることについて書きました。しかし、婦人科領域の美容整形は、単なる「見た目の美しさ」や「...
社会とジェンダー

【No.064】粉砕される男の幻想 —— 『搾乳』がもたらす母性への強制変換

こんにちは、御簾納です。上半身の密室に関するノートの切れ端、最後は「産婦人科」におけるおっぱいの扱いについてです。ここは、男たちが抱く「おっぱいへのエロティシズムの幻想」が、最も物理的に、かつ木っ端微塵に粉砕される空間です。先に白状しておく...
権力と医療倫理

【No.063】「触診」という名の密室 —— 恋人の手と医師の手の絶対的断絶

こんにちは、御簾納です。前回のマンモグラフィー(機械による圧殺)に続き、今日も上半身の医療空間についての話を。今回は、生身の人間が介入する領域——医師の指先による「乳房の触診」です。医師が乳房全体をくまなく触り、指の腹で強く押し込み、乳腺の...