タブーと隠蔽

メディアと表象

【No.069】自ら語る「胸」と、暴かれる「性器」 —— 二つの事件が示すタブーの境界線

こんにちは、御簾納です。美容外科の話題を続ける中で、この領域が社会でどう消費されているかについて、手元のノートから2つの象徴的な事件のメモを引っ張り出してみます。この2つの事案を対比することで、女性の身体における「タブーの境界線」が極めて残...
社会とジェンダー

【No.068】視覚から「快楽」へ —— 性器整形が踏み込む絶対領域と苦しい言い訳

こんにちは、御簾納です。美容外科に関するノートがもう少しだけ続きます。これまで、女性器の整形(小陰唇縮小など)が「清潔」という言い訳でコーティングされていることについて書きました。しかし、婦人科領域の美容整形は、単なる「見た目の美しさ」や「...
社会とジェンダー

【No.066】言い訳のいらない欲望 —— 豊胸手術の潔さと「清潔」の免罪符

こんにちは、御簾納です。病気を治すための医療空間から一歩踏み出し、今日は「美しさを創り出すための空間(美容外科)」についてのノートを引っ張り出してみます。美容整形の根底に流れているのは、多かれ少なかれ「他者を惹きつけたい」「より魅力的な対象...
社会とジェンダー

【No.065】内科と婦人科の境界線 —— 「邪魔な障害物」としての乳房と見えないフリの共同幻想

こんにちは、御簾納です。前回まで「上半身の密室(乳房)」に関するノートの切れ端をいくつか引っ張り出してきましたが、このテーマの最後に、私たちが最も日常的に利用する「内科」という空間での暗黙のルールについて書き留めておきます。先日、風邪をひい...
空間と装置

【No.061】パステルカラーの欺瞞とパウダールームの魔法 —— 密室からの生還

こんにちは、御簾納です。引き続き、待合室の視覚的なデザインについての考察です。「レディースクリニック」と銘打たれた施設のウェブサイトや実際の待合室を見たとき、誰もが感じる強烈な共通点があります。空間全体を支配する、アグレッシブなまでのパステ...
空間と装置

【No.060】癒しのオルゴールと視線を逸らす椅子 —— 待合室に張られた見えない結界

こんにちは、御簾納です。今日は、婦人科の「待合室」にフォーカスしたノートの切れ端から。この話を書こうと思ったきっかけは、女性たちの雑談を眺めていたことでした。婦人科の話題になると、妙に高い確率で待合室の話が出てくるのです。しかもだいたい、あ...
社会とジェンダー

【No.058】内診台の死角 —— オナラの喜劇と、置き忘れた「人間らしさ」

こんにちは、御簾納です。お久しぶりです。Sさんという強烈な当事者からの告発を受け、美しくまとめようとしていた結論を自分で壊し、頭を整理するためにこのブログの更新をお休みしてから、少し時間が経ちました。重苦しい「本丸」の探求は水面下で続けつつ...
社会とジェンダー

【No.054】男の『失墜』と笑いの防空壕 —— TURP手術映像の絶望

こんにちは、御簾納です。女性の医療空間に潜むまなざしの暴力を語ってきた私ですが、ここでそのメスの矛先を「男自身の医療空間」と、それに付随する男の権力の失墜へと向けなければなりません。世の男たちは、シモの医療をよく「笑い話」にします。健康診断...
社会とジェンダー

【No.050】無菌の呪いと、「頭では分かってるんだけどね」 —— 検体になりきれない女たちの自己検閲

こんにちは、御簾納です。Sさんとの対話が続いています。ここまでで彼女が繰り返し使った言葉が、一つあります。「検体」です。あの台の上で、自分はモノとして扱われている。開かれるのも、覗かれるのも、触られるのも、人間に対してではなく、処理すべき対...
空間と装置

【No.044】妻たちの『消去法』とシステム論への逃避 —— Sさんからの最後通牒

こんにちは、御簾納です。一連の考察は前回【No.043】でひとまずの区切りとし、このブログは記録として残しておくと宣言したばかりでした。しかし、私は早々に自らの不明を恥じ、再びこの重苦しい空間の扉を開けなければならなくなりました。休載期間中...