空間と装置

【No.007】密室の音響学――「モノ」へと切り替わるスイッチの音

こんにちは、御簾納です。今回は、あのパステルカラーの内診台が支配する空間について、「視覚」ではなく「聴覚」の側面から解剖してみたいと思います。当然のことながら、男性である私はその密室の中で実際に診察を受けた経験はありません。しかし、以前付き...
空間と装置

【No.006】待合室の「見えない壁」――付き添いの男性たちが感じる居心地の悪さ

こんにちは、御簾納です。今回は、診察室という「密室」の手前にある空間、すなわち「待合室」について考えてみたいと思います。産婦人科の待合室は、医療機関の中でも独特の空気を持っています。女性の患者たちが静かに順番を待つ中、時折、パートナーと思し...
社会とジェンダー

【No.005】「産科」の神聖と「婦人科」のタブー――二つに引き裂かれた身体のゆくえ

こんにちは、御簾納です。当ブログではこれまで、内診台のカーテンや「デリケートゾーン」という言葉など、隠蔽の構造について考えてきました。今回は少し視点を変えて、私たちが普段何気なく目にしている「看板」の言葉から、社会の無意識の眼差しを解剖して...
メディアと表象

【No.004】医療のまなざしが狂気に変わる時――映画『戦慄の絆』が描くもの

こんにちは、御簾納です。このブログでは日本の日常に潜む空間のタブーについて綴っていますが、息抜きも兼ねて、今日は私の趣味である映画の話を少しさせてください。私は昔から、人間の深層心理をえぐるようなサイコスリラーや医療サスペンス映画を好んで観...
メディアと表象

【No.003】メディアが描く男女の身体――CMに見る「隠す圧力」の違い

こんにちは、御簾納です。前回は「デリケートゾーン」という言葉が持つ隠蔽の構造について触れました。今回は、その延長線として、メディアが男女の身体のトラブルをどのように描き分けているか、ある対照的なテレビCMを例に考察してみたいと思います。**...
社会とジェンダー

【No.002】「デリケートゾーン」という言葉の欺瞞――言葉が作る見えない壁

こんにちは、御簾納です。最初の投稿では、伊香保での個人的な体験から「パステルカラーの内診台」に対する問題提起を行いました。今回からは、私たちの日常に潜む身近なところから、「隠す文化」の解剖に入っていきたいと思います。***息抜きに愛車のバイ...
空間と装置

【No.001】はじめに――私が「パステルカラーの内診台」のタブーに踏み込む理由

はじめまして。当ブログの筆者、御簾納(みすの)と申します。都内でフリーランスの編集者やリサーチャーとして活動している、40代の男です。私は学生時代に空間社会学や民俗学を専攻し、以来「日本社会に潜む空間のタブー」や「見えない境界線」について、...