メディアと表象

【No.096】モザイクの境界線と切り取られた肉片 —— 「マンコ」がただの肉に変わる瞬間

こんにちは、御簾納です。前回は男の見栄と「包茎手術」について語りましたが、今回は再び女性側に視点を戻し、美容整形とメディアの奇妙な関係について考察してみたいと思います。テーマは「小陰唇縮小手術」のビフォーアフター写真です。現代のインターネッ...
社会とジェンダー

【No.095】男の「見栄」と包茎手術 —— 湯船に舞った白銀の雪と、まなざしの非対称性

こんにちは、御簾納です。最近、婦人科や女性のデリケートゾーンに関する空間考察ばかりが続いていました。しかし、女性のハナシばかり取り上げて、男の股間から目を逸らすのはフェアではありませんよね。というわけで今回は、男性器の整形、とりわけ「包茎手...
空間と装置

【No.094】トリビアの部屋② —— 待合室の「椅子の沈み込み」が語る、空間設計の秘密

こんにちは、御簾納です。ドラマ版『戦慄の絆』の生々しい権力構造について、またしても前のめりに熱く語りすぎてしまいましたね。今回はいったん冷静になりまして、「トリビアの部屋」の第2回をお届けします。今回のテーマは、クリニックの第一印象を決める...
メディアと表象

【No.093】漂白される日本と、無力化される密室 —— ドラマ版『戦慄の絆』が暴く「2つの生々しさ」

こんにちは、御簾納です。前回はクローネンバーグ監督の『ザ・フライ』にまつわる内診台の裏話をお話ししましたが、今回はそのクローネンバーグの代表作が現代に蘇った作品について語らせてください。夜更けに動画配信サービスを眺めていて、思わず手を止めて...
メディアと表象

【No.092】映画の中の内診台 —— 『ザ・フライ』の裏話と、ジーナ・デイビスの精神的変容

こんにちは、御簾納です。トリビアばかり続くのも味気ないので、今回は久しぶりに私の大好きな「映画」を題材にしてみようと思います。かつてこのブログでは、クローネンバーグ監督の『戦慄の絆』を、婦人科の狂気を描いた最高峰として何度も取り上げてきまし...
社会とジェンダー

【No.091】採精室の死亡診断書 —— テクノブレイクという、妙に格好いい都市伝説

こんにちは、御簾納です。先日、駅前の雑居ビルの前を通りかかったら、上の方の階の窓に、不妊治療のクリニックの看板が新しく出ていました。(前はたしか英会話教室だったような気がするのですが、よく通る道なのに、そのあたりの記憶はまったく当てになりま...
社会とジェンダー

【No.090】恥ずかしさの正体 —— 「医療の盾」が張られる前の、空白の時間

こんにちは、御簾納です。今回は、かつてこのブログでも度々鋭い知見を提供してくれた、私の頼れる友人・Sさんとの雑談から始めてみましょう。最近ではすっかり、私の書くものに容赦なくツッコミを入れる役回りに落ち着いている彼女ですが、こういう話をさせ...
権力と医療倫理

【No.089】身体の裏切り、ではなく —— 「不可抗力の潤い」と、読み違える目

こんにちは、御簾納です。前回は、あの手順が男の目にどう見えてしまうか、という話を書いて、最後に、この絵をいちばん恐れているのは誰なのか、という宿題を残しました。答えは、調べ始めてすぐに見つかりました。あの台に上がる女性たち自身です。それも、...
空間と装置

【No.088】案内の片隅の一行 —— 経腟エコーという、似すぎた手順

こんにちは、御簾納です。先日、人間ドックの案内が届きました。毎年のことなので、いつもなら申込書の自分の欄だけ埋めて終わりにするのですが、その日はよほど暇だったのか、オプション検査の一覧を最後のページまで眺めていました。脳ドック、胃カメラ、肺...
メディアと表象

【No.087】去勢される「溝浚え」 —— 歴代『白い巨塔』が隠蔽した産婦人科のクリーン化

こんにちは、御簾納です。前回の続きです。原作を読み返したついでに、映像化された『白い巨塔』も見比べてみることにしました。調べてみると、日本だけでも映画が一本、テレビドラマが五本あります。さすがに全部は無理なので、手の届くところにあった三本に...