空間社会学

社会とジェンダー

【No.036】消費者と患者――「VIO脱毛」と「婦人科」を分つ決定的な境界線

こんにちは、御簾納です。前回、クスコ(腟鏡)の歴史を通じて、女性が婦人科で感じる恐怖は「モノとして扱われる(客体化される)歴史的構造」に起因していると述べました。今回は、その「客体化」という概念をさらに浮き彫りにするため、ネットの検索窓に潜...
空間と装置

【No.034】もう一つの「開かされる」椅子――歯科診療台と内診台の奇妙な符合

こんにちは、御簾納です。過去数回にわたり、内診の見学という非常に重く、息苦しいテーマを扱ってきました。今回は少しだけ視点を日常に引き戻し、空間社会学の観点から「ある別の身近な医療空間」との比較という、少しライトな思考実験(箸休め)をしてみた...
空間と装置

【No.006】待合室の「見えない壁」――付き添いの男性たちが感じる居心地の悪さ

こんにちは、御簾納です。今回は、診察室という「密室」の手前にある空間、すなわち「待合室」について考えてみたいと思います。産婦人科の待合室は、医療機関の中でも独特の空気を持っています。女性の患者たちが静かに順番を待つ中、時折、パートナーと思し...
空間と装置

【No.001】はじめに――私が「パステルカラーの内診台」のタブーに踏み込む理由

はじめまして。当ブログの筆者、御簾納(みすの)と申します。都内でフリーランスの編集者やリサーチャーとして活動している、40代の男です。私は学生時代に空間社会学や民俗学を専攻し、以来「日本社会に潜む空間のタブー」や「見えない境界線」について、...