男性の視点

社会とジェンダー

【No.029】「男として終わった」――前立腺手術に見る、男性の絶望と客体化

こんにちは、御簾納です。前回は、女性の婦人科診察が持つ「笑いに変換できない生々しい権力性」について語りました。では、男性にとっての「絶対に笑えない、隠蔽すべき医療行為」とは何でしょうか。男性の身体における最大のタブー。それは「男性としての力...
社会とジェンダー

【No.027】男たちのダブルバインド――「無機質なまなざし」がえぐるプライド

こんにちは、御簾納です。前回に続き、パートナーの女性が男性医師の診察を受ける際の「夫の心理」について考察します。夫の立場から見た時、妻のプライベートな部分を直視し、指で直接触れて診察を行う男性医師の「心の中」は、絶対に考えたくない、しかし考...
社会とジェンダー

【No.026】排他性の例外規定――妻が内診台に上がる時、夫は何を喪失するのか

こんにちは、御簾納です。ここまで、婦人科の密室で女性がどのような権力構造に置かれているかを考察してきました。今回は少し視点を変え、その密室の「外側」にいる存在、すなわち「患者のパートナー(夫や恋人)」の男性心理について解剖してみたいと思いま...
空間と装置

【No.013】シュレディンガーの密室(後編)――私たちは「覗き見の誘惑」を断ち切れるか

こんにちは、御簾納です。女性インフルエンサーのカーテン事件についての考察、最終回です。医師はなぜ、診察中にわざわざカーテンを開けたのか。「直接顔を見て対話するため」や「痛がっていないか表情を見るため」といった純粋な医療目的の建前はいくらでも...
空間と装置

【No.006】待合室の「見えない壁」――付き添いの男性たちが感じる居心地の悪さ

こんにちは、御簾納です。今回は、診察室という「密室」の手前にある空間、すなわち「待合室」について考えてみたいと思います。産婦人科の待合室は、医療機関の中でも独特の空気を持っています。女性の患者たちが静かに順番を待つ中、時折、パートナーと思し...