主体性

社会とジェンダー

【No.102】デリケートゾーン超深掘り③ —— 海を渡れば通じない? 欧米の「親密」とアジアの「Y」

こんにちは、御簾納です。デリケートゾーン超深掘り連載の第3回目として進めさせていただきます。さて、今回のテーマは「海外ではどう呼んでいるの?」です。そもそも「デリケートゾーン」は完全な和製英語です。もし海外のドラッグストアやクリニックで、外...
メディアと表象

【No.084】牙を剥く禁足地 —— 映画『Teeth』が描く究極の「内診台リベンジ」

こんにちは、御簾納です。今回は、ふと見返した映画のワンシーンから。2007年のアメリカのホラー・コメディ映画『Teeth(邦題:女性鬼)』のお話です。普段このブログで映画を取り上げる際は、日本題をメインにして原題を括弧書きにしているのですが...
社会とジェンダー

【No.083】密室のバグと網タイツ —— ガーターベルトが破壊した「医療空間の前提」

こんにちは、御簾納です。ネットの掲示板や、知り合いの医療関係者から漏れ聞こえてくる「現場のリアルな声」を集めていると、時折、空間社会学の定説を完全にバグらせるような斜め上のエピソードに出くわすことがあります。今回はそんなお話です。これは、あ...
社会とジェンダー

【No.067】恥じらいのパラドックス —— 病気は隠すのに、整形は語る矛盾

こんにちは、御簾納です。前回、性器の美容整形において女性たちが「清潔」という強力な言い訳を必要とすることについて書きました。しかし、この羞恥心を巡って、私のノートにはとてつもなく巨大な矛盾(パラドックス)が書き留められています。純粋な医療行...
社会とジェンダー

【No.051】「私のは綺麗ですか?」の絶望と、致命的な失言 —— Sさんとの対話(5)

こんにちは、御簾納です。前回、私は掲示板で見つけた「無菌の呪い」について書きました。そして最後に、掴みきれない尻尾が一つ残っている、とも。その話を、そのままSさんにぶつけてみました。彼女たちが検診の前に何度も身体を洗っていること。頭では検体...
空間と装置

【No.045】待合室の疎外感と、自動開脚のパラドックス —— Sさんとの対話(1)

こんにちは、御簾納です。Sさんからの「綺麗事抜きの現実を直視する覚悟はあるか」という最後通牒を受け、私は数日後、彼女の婦人科検診に付き添うことになりました。もちろん、男である私が診察室の奥まで入るわけではありません。私は待合室まで同行し、検...
社会とジェンダー

【No.036】消費者と患者――「VIO脱毛」と「婦人科」を分つ決定的な境界線

こんにちは、御簾納です。前回、クスコ(腟鏡)の歴史を通じて、女性が婦人科で感じる恐怖は「モノとして扱われる(客体化される)歴史的構造」に起因していると述べました。今回は、その「客体化」という概念をさらに浮き彫りにするため、ネットの検索窓に潜...
メディアと表象

【No.023】まなざしの倫理――西洋映画が提示する「隠蔽」と「露出」の先にあるもの

こんにちは、御簾納です。ここ数回にわたり、メディアが女性の身体と診察室をどう扱ってきたかについて考察してきました。現代の日本のテレビドラマは臭い物に蓋をするように「綺麗に隠蔽」し、一昔前の映像作品は「権力とエロスの装置として搾取」し、最近の...
海外・比較文化論

【No.019】海を越えた内診室(前編)――欧米に「パステルカラーの椅子」と「カーテン」がない理由

こんにちは、御簾納です。このブログではこれまで、日本の婦人科における「電動内診台」や「カーテン」がもたらす権力構造について考察してきました。しかし、そもそもこれらの設備は、世界共通の「医療のスタンダード」なのでしょうか。今回は少し視点を広げ...