「見えない空間」を解剖する在野の観察者
はじめまして。当ブログの筆者である御簾納(みすの)と申します。
普段は都内でフリーランスの編集者・リサーチャーとして働きながら、仕事の合間を縫って、現代社会に潜む「禁足地」や「タブー」の空間構造について、自費で細々と研究を続けている40代の男です。
学生時代に空間社会学や民俗学を学んで以来、宗教的な禁忌から地理的な立ち入り禁止区域まで、社会が無意識に分厚い壁を作る「見えない空間」に強い関心を抱き、ライフワークとしてリサーチを行ってきました。
なぜ「婦人科の密室」を語るのか
このブログのメインテーマである「婦人科の診察室」は、私の本来の広範な研究領域の中では、ほんの一部の事例に過ぎません。
しかし、ある時偶然に「パステルカラーの電動内診台」という機械に自ら座る機会があり、そこから日本の医療空間が抱える、世界でも類を見ない特異な権力構造とタブー性に、抗いがたく惹きつけられてしまいました。
私は医療従事者でもなければ、女性でもありません。あの空間の真の当事者になることは一生ない「部外者の男性」です。
しかし、だからこそ、社会が「配慮」や「デリケートゾーン」という優しい言葉で覆い隠してきた分厚いカーテンの向こう側を、外部の視点から理詰めで解剖し、言語化できる部分があると考えています。
このブログの目的
当ブログは、私の中のメインの研究テーマから「婦人科という特異な空間」だけをスピンオフさせ、集中的に思考を深めるために開設しました。
非アカデミックな個人の考察ゆえの限界は承知していますし、私の直截な言葉選びは、時に主観的で暴力的であるかもしれません。私自身、この空間が持つ真の恐ろしさをまだ完全には言語化しきれておらず、日々手探りでテキストを書き殴っている状態です。
だからこそ、この場で愚直に思考を公開し、読んでくださった皆様の批判や共感に触れることで、この得体の知れない密室の正体を共に探っていきたいと願っています。
社会の建前を剥ぎ取る、少し痛みを伴う思考実験となりますが、この「シュレディンガーの密室」の扉の前で、しばらくの間お付き合いいただければ幸いです。